■これは王国のかぎ-----荻原規子

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以前紹介した『空色勾玉』と同じ作者です。
勾玉三部作は日本舞台ですが、こちらはガラッと変わってアラビア風になっております。

冒険ものって、何だか説明しにくいですね!
ネタバレすると読んでもつまりませんし…。どうしましょう?;

女の子が魔神(ジン)になってしまい、入っていた壺から出してくれた人について行く事から話は始まります。
簡単に言ってしまえば、ジンになった事に戸惑いつつも、能力を使って問題を解決する、です。

やばい、この説明激しくつまらなそう!

しかし無責任に「これ面白いから!読んでー!」とかも言いにくい。
主人公が結構簡単に順応してるあたりとか、それでいいのか、と思いますし。
王宮の陰謀がメインの事件なんですが、内容に現実感というか地に足が付いた感じというか…。そういったものが感じられないので、物足りなかったり。

でも何か面白いんですよね…。

私この作者さんの『西の善き魔女』読んだ時も思ったんですが、内容に納得いかないのに面白かったんですよ。
突っ込みどころが多いし、そこそんなにさらっと流していいのか、という場面もよく目に付いたんですけど、何故か本は投げ出さなかったんです。
エピソードが強いのかな、と思いますが、正直正体不明な感じです(笑)

もちろん異論は認めます。というか私に正体教えて下さい!
なんていうか…好きだか嫌いだかわからない…。


変なオチをつけてしまった(笑)
でもそういう本もありますよね?