■四畳半神話体系-----森見登美彦

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ちょっと前の本屋大賞に選ばれた『夜は短し歩けよ乙女』の作者です。
でも紹介するのは四畳半。

大学に入学した夢あふれる青年が、
色々選択肢を間違えるお話です(笑)
というか「選択肢を間違えたんじゃないか」と悩みます。
4話構成になってまして、タイトルの通り四畳半が主な舞台。

1話目を読み終わり、2話に進んだら、あれ?と思いました。
1話目の冒頭と文がほぼ同じです(笑)見比べてしまった。
ようするに、1話とは別の選択肢を選んだ主人公の話が、4話分続いて行くんです。
本の解説にも書いてありましたが、並行世界ものと思うとわかりやすい。
まあ別にSFな話ではないので気にしない方がいいかもですが。

別々の話で起こる同じエピソードや、別の側面から見た話がいくつかあり、「これ前はどうなったっけ?」とか思いだしながら読むと面白いです。

個人的に一番好きだったのが2話です。自虐的代理代理戦争。
非常に馬鹿馬鹿しい(※褒め言葉です)