■【新釈】走れメロス 他四篇-----森見登美彦

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今回もまた森見からです(笑)うん…好きなんですよ。

一言で言ってしまえばパロディ集ですね。
なので、元の作品が好きでイメージを崩されたくない、という方は読まない方がいいと思います。
それ程こだわりは無い、という方は読んでみて欲しい!

中身はこうなってます。

山月記---中島敦
藪の中---芥川龍之介
走れメロス---太宰治
桜の森の満開の下---坂口安吾
百物語---森鴎外

舞台設定は全て現代です。

全部には言及できませんので、題名に出ているメロスを。

コメディ一直線です。このノリ大好きです。森見っぽい。
原作と流れは大体同じなのに、内容が違いすぎてまるで別物。
「大体あってる」この言葉を捧げたい!

しかし細かい出来事が一々あってるので、見比べたい衝動に駆られる(笑)

『夜は短し〜』を読んでると更に楽しめます。
この人の作品てクロスオーバー多いので、「あーこの人は」ってのが楽しい。
走れメロスは舞台が大学。詭弁論部大好きです。

メロスはコメディ化してますが、他の作品はそんなことは無いのでご安心を。
あ、山月記は笑えた。